文京区立森鴎外記念館「鴎外没後100年記念事業ー鴎外百年の森へ」 特別展「写真の中の鴎外 人生を刻む顔」 会期:2022年1月9日(日)~4月17日(日)

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2022年7月9日、文豪・森鷗外は没後100年を迎えます。文京区および当館では、これを記念して2022年1月から1年間を通して、鷗外没後100年の記念事業を行います。
展覧会第1弾は「写真の中の鷗外」と題し、写真をとおして、鷗外の生涯や功績を振り返ります。

森鷗外(本名 森林太郎)は、1862(文久2)年、現在の島根県津和野町に生まれ、東京大学医学部を卒業後、陸軍軍医の職につきました。その後、ドイツ留学を経て、日清、日露戦争の地にも赴き、福岡県小倉への赴任を経て陸軍省医務局長となります。また、晩年は帝室博物館総長兼図書頭などの要職にもつきました。その傍らで、小説や詩歌の創作、西欧文学の翻訳、評論等を発表する、明治・大正の知識人でありました。
鷗外は自らの顔について「自分の顔は生まれたままの顔ではなく経験が作り上げた顔である」と語っていました。本展では、若き日から晩年に至るまで、努力を重ね、自らを鍛え乗り越えてきた鷗外の顔かたちやまなざしにも注目します。

写真に残された等身大の鷗外を感じていただける特別展のご周知、ご観覧をお願いいたします。
展覧会概要  約100点の写真コレクションが繰り広げる鷗外の生涯と業績
団子坂の家 観潮楼
鷗外の居宅・観潮楼(現・当館)で撮影された写真を通して、森家の人々とその暮らしを紹介。
一部モノクロ写真のカラー化により、当時の様子を臨場感をもって味わうことができます。
為事 鷗外が為したこと 
上京、東京大学医学部卒業、留学を経て、陸軍軍医、文学者等を務めた鷗外の生厓と業績を紹介します。
鷗外の顔 顔かたちとまなざし
10歳から晩年まで、鷗外の肖像が並びます。
60年の生涯を見て感じられる展示をお楽しみください。

会期等概要
□ 展覧会名  生誕160年没後100年記念「特別展 写真の中の鷗外-人生を刻む顔」
□ 会期    2022年1月9日(日)~4月17日(日)
□ 主催    文京区立森鷗外記念館
□ 協力    (学)北里研究所  北里柴三郎記念室、(公財)日本近代文学館、世田谷文学館、
日本カメラ博物館
□ 会場    文京区立森鷗外記念館 展示室1・2
□ 休館日   1/25(火)・2/21(月)・2/22(火)・3/22(火)
□ 開館時間  10時~18時(最終入館17時30分)
□ 観覧料   500円(20名以上の団体400円)
1月19日(水)鷗外誕生日は無料でご観覧いただけます。
□ 展示監修  山崎一穎(跡見学園女子大学名誉教授、森鷗外記念会顧問)
□ 図録執筆者 井桜直美(古写真研究家、日本カメラ博物館研究員)
宗像和重(早稲田大学教授)

□ 展示関連講演会(当館講座室にて、定員30名、事前申込制、本展観覧券が必要)
・講演1 「明治から大正期の写真事情と鷗外の小説「百物語」」 講師 井桜直美
日時 3月13日(日)14:00~15:30
明治から大正期の写真技法について解説すると共に、江崎礼二、大武丈夫、「百物語」に登
場する鹿島清兵衛など写真師についての講演会です。

・講演2「風貌・姿勢-写真の中の鷗外」 講師 宗像和重
日時 3月27日(日)14:00~15:30
肖像写真の一枚一枚は、それまでの人生の足跡です。写真の中の鷗外からその風貌と姿勢
の一端を垣間見ます。

□ 展示解説(当館講座室にて、先着15名、本展観覧券が必要)
2月2日、2月23日(祝)、3月30日 いずれも水曜日14時から

□ 展覧会図録 A4版 88ページ 1,200円(予価)