千葉県館山市の旅館「喜多山旅館」が「事業承継マッチングプラットフォームrelay(リレイ)」で後継者を募集。

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リゾート地として全国的にも有名な千葉県館山市。館山湾は波が静かで穏やかな景勝地であることから、毎年夏になれば多くの海水浴客などで賑わいます。また都心に近いことから、映画やドラマのロケ地としても度々利用されています。

館山市洲崎(すのさき)は、JR内房線・館山駅のある館山市街から車で20~30分程の場所に位置し、房総半島最西端の洲埼灯台などがあります。洲崎漁港では天草漁が盛んで、その天草は京都や浅草などの有名和菓子店から寒天用に求められるほど上質なものだとか。
そんな洲崎漁港の目の前にあるのが「喜多山旅館」です。喜多山旅館の代表・鈴木笑里(えみり)さんは、祖母・北山喜美子さんが創業したこの旅館に、三年前から経営に携わり、母の鈴木美香さんとともに親子三代で旅館を運営してきました。しかし、約一年前に喜美子さんが体調を崩したことをきっかけに、この場所を引き継いでくれる後継者を募集しています。

  1. 今回の後継者募集について
  2. 事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」について
  3. 会社概要

喜多山旅館の強みは何と言っても海。5室ある部屋は全てオーシャンビューの絶景と「海まで徒歩10秒」という好立地です。

笑里さん「『目の前が海』という立地にはとても恵まれていますし、立地はどこにも負けないと自負しています。何をやるにしても良い立地というのはなかなか簡単に買えるものではないですからね。目の前の海は砂浜ではなくサンゴや貝殻の白い浜で、プライベートビーチ感があります。

岩場なので地盤が固く、地震には強い土地とも言われています。旅館からの景色はとにかく夕日がきれいです。ちょうど富士山が正面に見える位置にあって、運が良ければ夕日が降りる頃に『ダイヤモンド富士』を見ることができます。うちは長年この地で営業して、釣り船も出しているので、明日の天気は夕日の様子で『明日は晴れだな、雨だな』って分かったりするのです」
祖母の喜美子さんが1965年6月に創業。館山湾での海水浴を目当てに夏場は連日満室となり、最盛期には「館山でも三本の指に入る」ほど地元では知られた旅館としての地位を築き上げてきました。喜美子さんはプライベートをかなり犠牲にしてお客様へ尽くし続けてきた人生を送ってきたとのことですが、たった一度だけ例外だったエピソードがあるそうです。

笑里さん「母(美香さん)が私を出産するために入院していて、もうすぐ生まれそうだという時に病院から祖母に来てくれと連絡があったんです。それがちょうどお客さんにご飯を出しているタイミングだったので、祖母はお客さんに『孫が生まれそうだから早くご飯食べてください!』と随分急かして食べさせたらしいです(笑)」

喜多山旅館の創業から数年後には、「北山丸」という釣り船も操業を開始。目の前の洲崎漁港から出港し、洲崎沖で大型のマハタやカサゴなどの釣りを楽しむプランを提供し、常連客をさらに増やしていきました。
笑里さん「喜多山旅館をそのまま引き継いでいただくのであれば建物はすぐに稼働できる状態となっていますし、取引先やホームページも全てのものをすぐにお渡しできます。洲崎、館山というエリアをもっと活性化させたい、魅力を最大限に引き出していきたいという強い気持ちのある方に引き継いでもらえるのなら、他業種でも構いませんし、建て替えてもらっても良いとさえ思っています。

館山市は海だけでなく南総里見八犬伝で有名な館山城や、源頼朝が訪れたとされる洲崎神社など、歴史的な史跡も多く残っていますし、観光資源は豊富です。私たちでも気付かないような可能性を多く秘めた街だと思います」
また、笑里さんは喜多山旅館の代表という肩書以外にも、結婚相談所の代表や、芸能事務所に所属してイベント司会業などをこなすとてもマルチな方。地元の魅力を誰よりも熟知し、発信力も持っています。
笑里さん「地元の館山市でもイベントの司会や館山の魅力を動画で配信する仕事などをしてきた経験から、引き継がれてからも何かお困りのことがあれば相談に乗ることもできます。新たなシナジーを生み出すことにもご協力できるかもしれません。また、母も栄養士の資格を持っていますし、まだまだ動けるので、何かお役に立てたらと思います」

更なる可能性を秘める館山市洲崎で、新しいチャレンジをしてみませんか。
関連URL:https://relay.town/entrustments/kitayamaryokan
【協業や掲載のお問い合わせ先:株式会社ライトライト】

  • 窓口担当:清野 愛
  • 電話番号:0120-417-007
  • メール :info@light-right.jp

投稿者プロフィール

鬼岩 正和
鬼岩 正和
WEB作家・小説家・エッセイスト「鬼岩正和」
キレイごとだけでは語れない親子の人生。人は闇に落ちてしまうのか?人生の機微を赤裸々に描く!
それだけじゃない!
WEBシステムエンジニア ・ ご当地プロデューサー ・ パノラマ写真家
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Posted by 鬼岩 正和