館蔵資料展「古文書をみる、絵図をよむ 江戸時代編」開催 古文書を中心に絵図や浮世絵から江戸時代の生活を探る
松戸市立博物館では、毎年館蔵資料を調査した成果を披露する展覧会を開催しています。今年度2回目は、市内の旧家から寄贈された古文書(こもんじょ)を中心に、絵図や浮世絵も展示します。
江戸時代、いまの松戸市域には60近くの村があり、名主(なぬし)・組頭(くみがしら)・百姓代(ひゃくしょうだい)の三役人が村を運営しました。領主と村の間で行き来する命令や要望は文書で行われたため、たくさんの古文書が残されました。本展示では、秋山村(現、松戸市秋山)と大谷口村(現、松戸市大谷口)を中心に、納税や借金・離婚などのさまざまな種類の古文書や村の様子を描いた絵図・浮世絵などから、江戸時代の人々がどのような生活を送っていたのかを探ります。
▼展示構成
①村の日常
当時の戸籍である宗門人別帳、離縁状、借用証文など、村の日常に関する古文書を展示します。
「質物ニ相渡申候山証文之事(しちぶつにあいわたしもうしそうろうやましょうもんのこと)」:幸谷村(現、松戸市幸谷)に残された、文政11年(1828)の金銭借用に関する古文書
「長秋山慶國寺御札(ちょうしゅうざんけいこくじおふだ)」:慶國寺(現、松戸市秋山)が江戸時代に配っていたお札
②村の事件
大地震・流行病・外国船の来航など、村に起こった大事件を伝えた古文書を展示します。
③絵図をよむ
江戸時代は、絵と文字を使った絵図が多数残されています。道や川、野山や田畑が描かれ、いまでは無くなった字名が書かれていることもあります。また、外国船の来航や名所の伝説を伝えた印刷物などの絵図を展示します。
「下総国松戸宿絵図面」:江戸時代の松戸宿周辺の絵図。土地の字名(あざめい)がよくわかる
「近江国むかで山ゆらい」:俵藤太(たわらとうた)(藤原秀郷(ふじわらのひでさと))の近江国瀬田の唐橋でのムカデ退治伝説についてのかわら版
展示会期:令和4年7月16日(土)~8月28日(日)
午前9時30分から午後5時まで(入場は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(7月18日祝日は開館)7月19日(火)、8月26日(金)
展示会場:松戸市立博物館 企画展示室
交通アクセス:①JR新八柱駅・新京成線八柱駅より徒歩約15分
または同駅から新京成バス3番乗り場より小金原循環・新松戸駅行「森のホール21・公園中央口」下車すぐ
②JR新松戸駅から新京成バス3番乗り場より新八柱駅行「森のホール21・公園中央口」下車すぐ
観覧料:無料
▼関連事業
・学芸員講演会
日時:令和4年7月31日(日)13時~15時
講演名:「古文書からさぐる松戸の江戸時代」
講師:富澤 達三(当館学芸員)
・歴史を語る
日時:令和4年8月6日(土)13時~15時
講演名:「(仮題)近世松戸の村とくらし」
講師:出口 宏幸氏(江東区文化財主任専門員)
投稿者プロフィール
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WEB作家・小説家・エッセイスト「鬼岩正和」
キレイごとだけでは語れない親子の人生。人は闇に落ちてしまうのか?人生の機微を赤裸々に描く!
それだけじゃない!
WEBシステムエンジニア ・ ご当地プロデューサー ・ パノラマ写真家
https://4town.net/
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