京都 進々堂『フランスのパン文化を京小麦で』  創業者渡仏100周年を記念し、 京小麦を使ったパン8アイテムを4月15日に発売!

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株式会社進々堂(1913年創業)の創業者 続木 斉(つづき ひとし)は、1924年日本人のパン屋として初めてフランスに渡り、帰国後京都の地でフランスパンを広めることに生涯を捧げた人として知られています。

当社は今年、創業者渡仏100周年を記念し、2024年4月15日(月)より直営店13店舗で『京小麦バゲット』、『京小麦クロワッサン』を中心とする8アイテムの通年販売を開始いたします。京都の気候や風土が育んだ独自の風味を持つ京小麦の特性を活かし、まさに「京都だからこそ生まれたパン」として、地元京都の顧客にも、また観光で京都を訪れるお客様にも愛される商品として育ててまいります。

◆開発の経緯~なぜ京小麦なのか~

創業者の孫にあたる現代表取締役・続木 創(つづき はじむ)は、進々堂がこれまでフランスのパン文化を発信してきたことを振り返り、「創業者渡仏100周年をきっかけに、今後進々堂が発信すべき『現在系』のフランスのパン文化とは何かを考え、たどり着いた結論が、京都発祥のベーカリーとして京都産小麦のおいしさ探求にコミットすることだったんです。」と語ります。

フランスのパン造りの伝統は、地元の農家が小麦を栽培し、地元の製粉屋さんが製粉し、地元のパン屋がパンに焼き上げること。

つまり「パンは農作物の延長」なのです。

今でもフランスの地方のパン屋では、その地方の小麦がその年どんなに不作でも、まず他地方の小麦を使いません。地元の農家や製粉屋さんと協力し研究して、その年の小麦をいかにおいしいパンに焼き上げるかを工夫しています。

日本にこのようなパン文化が育たなかった理由は、日本の気候風土ではパン作りに適した小麦の栽培が難しく、国内産の小麦はほとんど全てが麺用だったためです。「パンメーカーは専ら北米産の輸入小麦に頼ってパン造りを続けてきました。しかし、ここ十数年、生産者さんや製粉業者さんのご努力が実り、北海道を中心に輸入小麦にないおいしさを味わえるパンが造れるようになってきました。」(続木 創)

近年京都においてもパン造りに適した小麦の栽培が進み、府の中北部を中心に年間約300トンが栽培されています。

京都産小麦の特長は、パンに焼き上げた時の「歯切れの良さ、もっちり食感と上品な風味」にあります。

「地元の小麦を使ったパンは、地域の風土や文化を体現することができる素晴らしい表現手段です。我々は長年の歴史の中で培ってきたパン造りの精神を受け継ぎながら、新しい挑戦に取り組みました。地元の小麦の美味しさを引き出し、フランスのパン文化と京都の風土が融合した進々堂のパンをお楽しみいただけることを心から願っています。」(続木 創)

バゲットやクロワッサンのようなフランスの代表的なパンを京小麦で焼き上げる。進々堂の新たなチャレンジをお楽しみいただければ幸いです。

<会社概要>

会社名 : 株式会社進々堂

所在地 : 京都市伏見区深草西川原町21番地1

電話番号: 075-525-1913

代表者 : 続木 創

事業内容: パン、洋菓子の製造及び販売

サンドウィッチ、惣菜等の調理食品の製造及び販売

喫茶及び飲食業

創業  : 1913年4月

会社設立: 1943年3月

URL   : https://www.shinshindo.jp/

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Posted by 鬼岩 正和