環境省“ぐぐるプロジェクト”キックオフ! 小泉環境大臣がプロジェクトへの思いを発信! 「情報を読み解く力」と「風評にまどわされない判断力」を 身につけよう!

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環境省は7月15日(木)、神田明神ホール(千代田区)で放射線の健康影響に関する情報を読み解く力と風評に惑わされない判断力を身につける場を創出するための新たなプロジェクトを発足させることを発表しました。新しいプロジェクトは“ぐぐるプロジェクト”と命名され、プロジェクト概要の説明とロゴマークの披露を行いました。

プロジェクトの概要について小泉環境大臣は「都民調査の結果でも“遺伝性影響”が起きる可能性が高いと考えている方が40%いる。これは、差別・偏見につながる可能性があることから、2025年までにこの割合を20%まで減らしていく目標を立てた。これを実現していくためには、一人ひとりが「学び、知をつむぐ」こと、ひとりで完結せず、語り合って「人、町、組織をつなぐ」こと、社会全体への発信が広がり「自分ごととしてつたわる」ことが大切。今日から、5つの事業を展開し、目標に向かって効果的なターゲットに対し、アプローチしていくことで、情報のアップデートを始めていきたい。風評やデマが差別・偏見につながる、このことを断ち切るためには、まず「知る」こと、そのためには「学ぶ」こと、それにより「決める」こと、時には「聴くこと」、「調べる」ことが大切。未来を一緒につくっていく若者たちとぐぐるプロジェクト、今日から始める。」とプレゼンテーションを行いました。

その後、小泉環境大臣とゲストの福島県立医科大学 五月女康作准教授は学生たちとともに福島県立医科大学の坪倉正治教授から放射線の遺伝性影響やリスクコミュニケーションについて講義を受講。正しい情報を得てそれを周囲に伝えていくことの大切さを学びました。

“ぐぐるプロジェクト”は今夏から本格的に活動をはじめ、(1)知る(論文を科学的に読み解く)、(2)学ぶ(ラジエーションカレッジ)、(3)決める(情報提供と意思決定)、(4)聴く(不安や疑問によりそう)、(5)調べる(ぐぐるプロジェクト公式ホームページ)の5つの事業について戦略的に活動を進めていく予定です。

ぐぐるプロジェクトの今後の活動については、環境省のホームページに特設サイト〔ぐぐるプロジェクト公式ホームページ( https://www.env.go.jp/chemi/rhm/portal/communicate/ )〕を設置して情報の集約を図り、アップデートしていきます。ホームページの開設は7月下旬を予定しています。

また、ラジエーションカレッジの受付窓口は2021年7月15日(木)より開設いたしました。参加の申し込み、お問い合わせは下記専用電話またはメールからお願いいたします。